
「写真」というのは不思議なもので、シャッターを切ることによって、流れる時間を止めることができます。止めるタイミングというのは非常に大きなポイントで、世の中にはその一瞬を捉えるエキスパートがいます。
一緒に住むことになったハウスメイトは、そのエキスパート(写真家)の卵です。彼女(写真、右)は普段からモデルを探していたために、偶然僕の家に泊まりにきていた後輩にモデル(写真、左)になってもらいました。彼は普通の大学生でモデルの経験はありません。
彼女が瞬間を切り取る場面を僕は写真に撮ってみました。写真というものは面白いもので、普段見えない部分を見せることができます。この日に見た彼の姿は3年付き合いの中で見れない一面でした。しかし、これはまぎれもなく僕の後輩です。そして、その彼を引き出したのは彼女なのは言うまでもありません。
この時に撮られた写真は、モデルの自己表現であり、写真家の自己表現でもあります。二人の主張をギリギリまで擦り合せてできるものが僕は最高の作品だと思います。
今回のテーマは「背中」だそうです。
